だるまちゃんとてんぐちゃん

オタと非オタの間

レジェンドのその先へ

うたの☆プリンスさまっ♪ QUARTET NIGHT LIVEエボリューション 2017 ライブ・ビューイング」を新宿バルト9にて鑑賞しました。いやーーーすごかった。泣きすぎて頭が痛くなりました。たとえば高校野球を見ていて、延長の末にホームランで負けたチームが泣いているのを見てもらい泣きしたりするじゃないですか。ああいう、奇跡みたいな瞬間を目の前にして、その尊さに泣いてしまう感じというか。前回のプリライ5th STAGEで、カルテットナイト特有の絆、年齢も個性もキャリアも違う4人が驚くほどの結束力を持っていることは伝わってきていたけれど、最後の挨拶をずるずると引き延ばしながら、彼らが口にする「終わりたくない」「楽しい」「カルナイが大好き」「この4人でよかった」という言葉がいかに本心か、嫌という程伝わって来て、そういう彼らの気持ちやエネルギーが本当に画面を超えて私たちに伝播する、ライブビューイングであってもそういうことができるんだなと、体験させてもらったライブでした。オリコンで1位を取ったことも、こういう素晴らしい単独ライブができることも、4人の絆や熱い気持ちが、多くの人を惹きつけてきたからこそですよね。プリライでここまでのものを観れるとは正直最初は思っていなかったので、4人には本当にありがとうと言いたいし、見続けてきてよかったなあと思いました。

カルナイは初ライブから見てきたこともあって、本当に全員歌もパフォーマンスも見違えるように体に馴染んできたことを実感する瞬間が多々ありました。特に蒼井翔太さんの歌はボーカリストとしても、キャラソンの歌い手、つまりストーリーテラーとしても一段と素晴らしく、何の情報もなくても彼の歌を聴いただけで、藍というキャラクターのことをかなり知ることができる、そんな歌だと思いました。達央さんはとにかく表情から嬉しそう、楽しそうな感情がめちゃくちゃ伝わってきて、ステージの上も下も全員を引っ張っていく魅力を感じました。森久保さんは一番のお兄さんなので、やっぱり他の人よりいろんな経験をしてきているはずで、そんな彼がこんなに無邪気にというか、真剣に熱くなってくれる、それができる場所がカルナイなんだなあということを実感させてくれました。前野さんは毎度ながら、最も再現が難しいカミュというキャラクターを表現することへのひたむきな努力が静かに伝わってきて、作品を愛するファンと最も近いところにいてくれる人だと思います。最後の挨拶で「このコンテンツが永遠に続くよう」と言ってくれたのがとても嬉しかったです。

そしてやっぱり、この空間の真ん中にあるのは、上松さんの曲なんですよね。上松さんの曲を歌うことで、聴くことで、キャストも客席も自分の中のブレーキを外して、心の一番エモいところを解放できる、そういう力があるんだなあと改めて実感しました。常識の外側というか、レジェンドのその先へ、一番に切り開いて連れて行ってくれたのは上松さんなのだと思います。いつもこんなに幸せな気持ちにしてもらい、本当に感謝です。
しかしコンテンツって生き物だなあとうたプリを見ていると本当に実感しますね。私にとってのうたプリのように、同時代に一緒に成長しながら生きていってくれるコンテンツの存在ってとても励みになるものだから、みんながそれぞれのそういうものと出会えるといいなあと思います。

2016年秋アニメ開始

■「ユーリ!!! on ICE」
百点!! 何と言ってもフィギュアスケートのシーンが凄すぎる。本物の映像を見ているような、でも本物の映像ではあり得ないカメラワーク、見とれてしまいます。オープニングの楽曲との相性も最高、自分の人生においてディーンフジオカに関心を持つことがあると思いませんでした。当たり前なのですが、第一話から全員何事もなく日本語で会話する様に「アニメだ!!!」と興奮。キャラクター造形も演出も先述したカメラワークも、どれを取ってもすごくアニメ的で、アニメ特有の手法を最上の形で使いこなしている、という感じがします。女子ウケがいいのは自然の理なので仕方ないのですが、男子の皆様も変に構えずに見てもらえればきっと面白いはず。腐女子的な萌えの目線って、本来それが目的ではないときにこそ真価が発揮されるものであり、副産物としての萌えの方が威力があるのではないでしょうか。あまり男キャラに興味のない自分も、ロシアのユーリにはさすがに頭が上がりません。

■「響け!ユーフォニアム2」
死ぬほど好きな、というか、これは自分の記憶なのでは、と思ってしまうような、そんな作品の二期。ミゾレ・ヨロイヅカの妙にギャルゲーっぽいキャラクター、ハーレムアニメの主人公のような遭遇イベントの連続に若干リアリティは下がった気がしつつ、テーマ自体は相変わらず重い。のぞみ先輩(や、おそらく久美子の姉も)感じているのは、そのままズバリ言ってしまうと「偶然いい先生に恵まれて良かったよね」っていうことで、それを「応援したい」って言い換えているだけじゃないかと思うのだけど、この先それを言わせるのか否かというのが気になります。麗奈なら「努力をやめる方が悪い」ってバッサリ言うんだろうな。あすか先輩もそう。二人はそういう強さのある人間で、そうではない久美子が麗奈の隣にいるということ、あすか先輩の後輩であるということがこの話の肝なのです。一話の冒頭、雪の降るシーンから始まったけど、吹奏楽コンクールは全国終わってもまだ秋なので、あれが何の場面なのかまだ想像がつかないというのも楽しみ。

■「3月のライオン
うわー3月のライオンだー!という感じで、シャフトの癖も出ているのに原作の再現度はすごく高い。個人的にはどうしてもひなちゃんが花澤香菜さんのイメージではなく、悠木碧ちゃんにやってほしかったな…と思いますが、それ以外は何も言うことがありません。主題歌が二曲ともバンプオブチキンなわけですが、「君の名は。」のRADWIMPSと比べてやっぱりバンプは前時代の音楽なんだなという気がする。NHKっぽい。

その他、「ガーリッシュナンバー」「オカルティック・ナイン」「WWW.WORKING!!」などを楽しく見ています。過去の作品を期間限定無料配信などでちょこちょこ見ていると、新作がつい後回しになってしまいますね。新クールが始まるたびに新しいクラスに転入するみたいな気分になるので、見慣れない顔を見るのは体力がいるものでもあります。

 

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GRANRODEO LIVE 2016 G11 ROCK☆SHOW -TRECAN PARTY-

GRANRODEO LIVE 2016 G11 ROCK☆SHOW -TRECAN PARTY-@国立代々木競技場第一体育館に行って来ました。GRANRODEOの単独を見るのは昨年のG10以来約一年ぶりということで、なんだかこちらも初心に帰ったような新鮮さを以って臨むことができ、やはりこの他の誰にもできないだろう時代錯誤な派手さは最高だ!!と思いました。ライブの内容もかなりよかったのではないでしょうか。去年のG10よりも衣装・装飾・演出とセットリストに統一感が感じられて、コンセプトが伝わりやすいライブだったような気がします。G10以降の新曲が3曲しかないので、新旧満遍ないベスト的な曲目も非常に満足度が高かったし、アコースティックコーナーなしのMC少なめだったのもグダグダしなくてよかった。

特に印象に残ったのは「We wanna R&R SHOW」の《行けよ今》のところ、ロングトーンで徐々に雄々しくなっていく声音の変化が素晴らしい。「ブランニューDAY」も個人的に好きな曲で、《タネも仕掛けもございますけれど 嘘で騙すよりはナンボかいいでしょう》という歌詞はまさにGRANRODEOの魅力そのものだなと思います。そしてダブルアンコールの「バラライ」で「またここで会いましょう!」とシャウト気味に歌った場面、あのクライマックス感! これぞGRANRODEO、というものを感じた瞬間でした。楽しかったー。

冒頭に「時代錯誤な派手さ」と書いたのですが、音楽性に対する規模と女性率の高さも普通じゃありえないですし、あとなんというか、この規模の単独ライブって普通はもっと観客の意識が演者だけに集中するものだと思っていて、こういう観客参加型の盛り上がりを作れるのはなかなか貴重に感じるのです。それも声優だからこそできるイレギュラーだと思うし、そのイレギュラーさを唯一無二の個性として存分に活かすことができているのが、GRANRODEのライブの素晴らしいところではないかと思います。

ところで私がGRANRODEOを初めて見たときの谷山紀章さんはまだ34歳とかだったと思うんですが(自分で書いてて驚く…)、彼も40歳になってGRANRODEOの活動も10年を越えて、どこか振る舞いに余裕が感じられるようになった気がします。歌は絶対にうまくなっているし、今のGRANRODEOは明らかに5年前よりカッコイイ。ただ一方でメンバーの平均年齢がかなり上がってきたわけで、このパフォーマンスを一体あと何年できるのかなあ、とリアルにひやりとする瞬間もなくはなかったです。語弊を恐れずに言えば、もしかしたら今がGRANRODEOにとっても一番いい時期なのかもしれないし、何しろ自分も同じだけに歳を取っているわけなので、こちらも体が動くうちになるべく見ておきたいなと思いました。

私の見たプリライ

うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE LIVE 5th STAGE@さいたまスーパーアリーナに2日間参加しました。文句なしに過去最高だったと思います。プリライは基本的にキャストのやることが声優という仕事の範疇を大幅に超えており、特に普段歌ったり踊ったりしない方には大変な負担になっているでしょうし、正直最初の頃はキャストと客席の間に温度差を感じることもありました。あー、無理させてんなー、と切なく思うことも多かった。それが前回のプリライでようやくキャストも楽しんでいると思えるようになって、さらに今回観客の期待以上のものを見せようと努力してくれたことがわかって、それがすごく嬉しかったです。トークコーナーで「次は何をしよう?」という話題に花を咲かせるキャストを見て、本当に変わったなと思ったし、その変化というのはここまで応援を続けてきたファンの力によるものだなあ、と心底思いました。

さいたまスーパーアリーナという会場の凄さも改めて実感したというか、これはあらゆるジャンルのコンテンツ、アーティストに対して思うことなんですが、動員がガッと増えたり、舞台がひとまわり大きくなったりしたときに、やっぱり人って化けるんですよね。私は基本的にマイナー厨ですけど、舞台の上に立つ人は、やっぱりそのサイズ感に覚悟の大きさが比例していく部分があるので、ある程度メジャーに届いたものにしか訪れない、その化ける瞬間というのは大きな魅力だと思っていて。そのブレイクスルーがプリライで起きたのが今回だったのではないかな、と思います。そして、それはもしかしたら達央さんの直前の怪我というアクシデントも大きかったのかもしれません。
いやーー達央さんはじめ、カルナイの4名は特に今回素晴らしかった。ここまでやってくれるのか、と驚いてしまったし、時間や気持ちを沢山注いでくれただろうことが伝わってきて、だからこそ達央さんの怪我は本当に本当に辛かったですけれども。怪我の功名と言うのも不本意だとは思いますが、年齢も個性もキャリアもバラバラの4人が、非常に強い結束力を持っていることを今回感じ取ることができたし、それがまたカルテットナイトの関係性を再現しているみたいで、非常にすばらしいなと思いました。

当たり前のことですが、キャストはあくまでキャストであって、そこにプリンスたちが実在するわけではないんですけれども、非実在だからこその強み、魅力、というのをプリライにはとても感じています。プリンスたちは観客ひとりひとりの心の中に存在しており、だから同じ場に集まって同じステージを見ていても、見ている景色はきっと全員違うんだろうな、と思うんですよね。私はそこがすごく好きなんです。少しでもキャラクターの存在を感じ取ってもらえるようにと、キャストの皆さんはものすごく頑張ってくれるわけなんですが、それでもキャストとキャラクターの間にはどうしても縮めることのできない距離、超えられない二次元と三次元の壁というのがあって、その最後の部分を飛び越えてプリライを完成させるのは、お客さんひとりひとりの「想像力」なんですよ。もう少し詩的に「想い」と言い換えてもいいかもしれません。だからどれだけ規模が大きくなろうとも、会場にいる数万人のプリンセス、その数だけ一対一(あるいは一対十一)の関係が実現できているんだろうな、とあの場にいると思うんです。そこがプリライの一番いいところだと私は思いますし、私がプリライを愛している一番の理由なのだと思います。

本当に素晴らしい2日間でした、関わったすべての皆さんに感謝と労いの言葉を贈りたい。そして来年も無事に参加できるよう、また今日から日々善行に励んでいきたいと思います。

「劇場版マクロスF」前・後編 イッキに見とかNight!

前編は2回目、後編は3回目の劇場鑑賞。
マクロスFは本当にまっとうな恋の話だった。アニメと違って映画が良かったのは、はっきりとランカが主人公でシェリルがヒロインだった点(まあアニメ始めたときはランカをヒロインにしたかったのかもしれないが…)。映画でのランカはずっと前からアルトと一緒にいて、アルトのことをよく分かっていたから、きっとかなり早い段階で、アルトが自分には決して抱かなかった恋心をシェリルに抱いていることに気づいてしまったんだと思う。ランカに感情移入すればするほど、シェリルがいかに魅力的な女性かということも思い知る。
ずっとアルトのためにしか歌えなかったランカは、これからきっといろんな意思を継いで、今度こそ歌姫としてフロンティアを背負っていくんだろう。ヒーローとヒロインはアルトとシェリルだったけど、これはランカの物語なのだと思う。